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「どうぞ」、「あ…」

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≪8月の休業日≫ 定休日:水、日曜日、祝日 定休日以外の休みは赤字です。
8月6日(日)、9日(水)、11日(金・祝)~16日(水)、20日(日)、23日(水)、27日(日)、30日(水)
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≪8月のセミナーの予定≫
8月10日(木)10:30~12:00「チャレンジする力について」(残り4名)
8月19日(土)13:30~15:00「チャレンジする力について」(残り4名)
8月24日(木)10:30~12:00「ABAの基礎(5)」(残り4名)
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今日いらした4歳の女の子は、
DVDやテレビで聞いたセリフをよく口にしていて、
発言は多いお子さんです。
でも、「言葉でのやりとり」になると難しく、
ほしい物を「どうぞ」と渡されたら「ありがと(う)」と言うことを
ひとつの目標にしています。

「ありがと」は、独り言として言っていることはありますが、
場面の文脈に即して言えたことはありません。
前回、最近はお家で木琴をたたいて遊ぶのが気に入っていると伺ったので、
今日はおもちゃの鉄琴を用意してみました。
案の定、にこにこ笑いながら鳴らして遊んでいましたが、
あるときバチが見当たらなくなりました。

私が見つけて「どうぞ」と言いながら手渡そうとしたところ、
黙って取ろうとするので渡さずにぎゅっと握り、
「ありがと」とモデルの言葉を言ってみましたが、
やはり黙ったまま力づくで持って行こうとします。
今までも同様のケースは繰り返されていて、
結局、「『ありがとう』言ってね…」と言って渡してしまっていました。
でも、今日の鉄琴の気に入りようでは、(言えるのでは…)と思いました。


そこでもう一度、「どうぞ」とバチを差し出し、
続けて「ありがと」を短くして「あ!」とモデルを出すと、
「あ!」と言うことができ、すぐにバチを渡しました。
何か発声しながら受け取れたのは初めてです。
技術的には言えるので「ありがと」を目標にしていたのですが、
この場面で使うには長すぎたのかもしれません。

その後も同じような場面で
バチを差し出しながら「どうぞ…あ!」と言うと、「あ!」が言えました。
「どうぞ」→「ありがと」のやりとりができる兆しがようやく見えました。

とても手に入れたい物と、実行可能な反応を提示することができたのが
良かったのだと思います。
使いたい物を探し出してもらえたという自然な場面であったのも、
日常に般化しやすくて良かったです。

目標とすること、補助の仕方、結果の与え方それぞれについて、
何がそのとき最も適切であるのか、
常に敏感でありたいと思います。